カシミヤのニットはご家庭でお洗濯していただけるものがあります*。
この冬着たセーターをお洗濯してさっぱりさせてみませんか。カシミヤのお洗濯ポイントを改めてご紹介します。
ポイント
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水温30度以下
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中性洗剤
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摩擦をできるだけ少なく
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陰干し平干し
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アイロンも可
水温30度以下
一般的に、水温は高い方が汚れが落ちやすいとされますが、繊維へのダメージもあるためデリケートな衣類には向きません。カシミヤでは、洗剤成分の効果が出やすい20度前後から、高くても30度くらいが適温です。夏や冬でもエアコンの効いた室温と同じくらいの水温であれば良いでしょう。
中性洗剤
市販の洗濯用洗剤には、主に中性と弱アルカリ性の洗剤があります。弱アルカリ性は洗浄力に優れていますが、その分繊維への影響も大きくなります。カシミヤには、色合いや風合いへのダメージをできるだけ少なくするため、中性洗剤を使います。
東洋紡糸オリジナル カシミヤ用シャンプーは、天然由来の界面活性剤を使った中性洗剤で、カシミヤの風合いを保ちながらも、汗・皮脂汚れを泡切れよく洗浄できるように考えられています。
摩擦をできるだけ少なく
スケール(ウロコ状の表皮)のあるカシミヤは、摩擦によって絡みが発生し毛玉や縮みの原因になります。お洗濯の際、揉んだり擦ったりすることは最小限にとどめなくてはなりません。軽く押し洗いをするのがおすすめです。
脱水でもねじり絞りはせず、軽く水気を落とした後、タオルなどで挟みながら水分を吸収させます。
遠心力を利用した洗濯機の脱水機能も利用できます。一枚ずつ洗濯ネットに入れ、30秒から1分程度の短めの時間で脱水します。
陰干し平干し
実は、洗い方と同じくらい干し方も重要です。基本は陰干し平干し。ハンガーなどで吊り干しをすると、水分の重みなどで縦に伸びてしまったり、肩の部分が型崩れしやすくなりますので避けてください。平干し用のネットや洗濯棒を複数使って、衣類の裏面(下側)にも空気・風が通るように干してください。
そして、乾燥機は厳禁!です。意外と忘れて入れてしまうことがあると聞きますので、ぜひ覚えておいてください。
アイロンも可
乾いた後、皺やネットの跡が残っていることがあります。ニットへのアイロンは慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、スチームを使って適切なかけ方をすれば、きれいに形を整えることができます。
洗濯表示タグにある温度(通常は中温)でスチームを出しながら、やや浮かすようにさっとアイロンを動かします。強く押し付けたり、長時間当てたりしないようにしてください。
*水洗い可否については、各製品の洗濯表示タグをご確認ください。
(手袋などの小物には洗濯表示が縫い付けられていない場合がございます。当社製品で洗濯表示が不明な場合はメールにてお問合せください。)
濃色は他の衣類に色移りする場合がありますので、他のアイテムと一緒に水洗いをしないようお気を付けください。
ご家庭での洗濯やアイロンに自信のない場合は、信頼できるクリーニング店におまかせください。