糸が創り出す表情 - #1 接結編み

糸が創り出す表情 - #1 接結編み

編み組織:接結

接結は、断面図がダンボールと似ていることから別名ダンボール編みとも言われます。

下図(イメージ)にあるように1と3を2の糸が繋ぎ合わす様に(=接結して)を編まれるため、肉厚でしっかりとした編地になります。編地に反対面の色や模様が響きにくい、きれいなリバーシブル仕様ができます。表裏で異なる素材の組み合わせもできるため、いろいろな表情の編地を作ることが可能です。


CAPRI  Wool 100% Double Layer Knitting

24-25AWのCASIMICOでは、ウール紡毛糸としては超細番手(40番)のCAPRIを接結編みで展開いたします。この繊細な素材を相性の良いストレッチ糸(2の糸)と共に双糸で接結編みにすることで厚みとテンションが加わり、優しい風合いと安心感を同時に感じられる編地になりました。また、通常14Gにするところをあえて12Gにして糸の膨らみが感じられるようにしています。

製品としてはカーディガンを販売予定ですが、通常の編地では使わないコンシールファスナーを使って、目立たず全体のエレガントさを失わないようにデザインになっています。肉厚で型崩れのしにくい仕上がりはアウターやパンツとしてのスタイルにも最適です。

 

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